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本サイトは移転しました。旧アドレスからのリダイレクトは2025年03月31日(月)まで有効です。
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🛈 | ✖ |
KTxtEditの高機能化にあたりプロジェクトに必要ファイルを追加していくつかの設定を修正する。
新バージョンはテキストコントロールにScintillaコンポーネントを使用する。未導入ならScintillaをビルドするに従い最新版をビルドする。wxWidgetsライブラリにはwxStyledTextCtrlというScintillaラッパーコントロールが存在するが本サイトは使用しない。
ScintillaコンポーネントをwxWidgetsで利用するため自作の薄いラッパーコントロールを使用する。TMyScintilla.hとTMyScintilla.cppをプロジェクトディレクトリにコピーあるいは作成する。Scintilla内部は8ビット文字コードに限定され本サイトはデフォルトUTF-8を用いる。旧バージョンにならいファイルストリームバッファで文字コード変換するが、N:M変換の安全性への対応が必要になる。TMyFileBuf.hをプロジェクトディレクトリにコピーあるいは作成する。追加した3ファイルは[Project|Add files]で全ターゲットに追加する。
Scintillaライブラリファイルを追加するが、その結果としてウィンドウズAPIライブラリファイルの追加も必要となる。特に理由は無いがScintillaのそれはターゲットオプションに追加し、ウィンドウズAPIのそれはプロジェクトオプションに追加する。[Project|Build options]で[Project build options]ダイアログを開き設定する。
ノード | 追加ライブラリファイル | |
---|---|---|
プロジェクト | KTxtEdit | libImm32.a, libmsimg32.a |
ターゲット | Debug32 | libscintilla.a, liblexilla.a |
Release32 | ||
Debug64 | ||
Release64 |
同ダイアログでScintillaインクルードファイルとライブラリファイルの探索パスを追加する。
ページ | Debug32 | Release32 | Debug64 | Release64 |
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[Compiler] | C:\Scintilla\scintilla531\include | |||
C:\Scintilla\scintilla531\win32 | ||||
C:\Scintilla\lexilla520\include | ||||
[Linker] | C:\Scintilla\scintilla531\my_builds\debug32\lib | ...\release32\lib | ...\debug64\lib | ... \release64\lib |
C:\Scintilla\lexilla520\my_builds\debug32\lib | ...\release32\lib | ...\debug64\lib | ... \release64\lib | |
[Resource compiler] | C:\Scintilla\scintilla531\include | |||
C:\Scintilla\scintilla531\win32 | ||||
C:\Scintilla\lexilla520\include |
Git for Windowsリポジトリを更新する。ビルド実行しても良いが、プロジェクトは追加ファイル未参照なのでコンパイル確認に留まる。
追加ファイル未参照なので記述は省略する。